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泉山(5)想い

碧翠工房/傳承舘の西原章は、初期の有田のやきもの(初期伊万里)が、好きなのです。陶土が不安定だし、釉薬もそうだし、窯の温度にしても同様で、試行錯誤の様子が見て取れて面白い。そして、ものが造れる喜びと挑戦する気迫は、見る者を圧倒する力を持っている様に思います。例えて言うならば、天草陶石の土は姫で、泉山の土は野武士。荒々しさの中に繊細さと力強さを兼ね備えた(黒沢明の7人の侍のイメージ)胎土と言えるのではないでしょうか。その泉山に、真向から向き合い本質を探る旅をして来ました。まだ道の途中ですが、泉山の第一話として6年間をお伝えします。